塗料乾燥プロセスを最適化するため、3 因子・2 水準の L4 直交表 を用いて乾燥完了までの時間(分)を最小化した例を示します。
目的は乾燥時間の短縮。
因子列に「乾燥温度」「乾燥風量」「溶剤量」を割り付け、直交表に従って 4 つの条件で実験を行いました。
主効果グラフで因子の影響度を可視化すると、どの因子が乾燥時間に大きく寄与するかが一目でわかります。
各水準の平均乾燥時間を求めると、以下のようになりました。
主効果の大きさを数値で比較すると、温度差が最も大きい (35) ことがわかります。
乾燥温度が最重要因子であると結論づけられました。
同様の手順で他の塗料や硬化プロセスにも応用できます。解析テンプレートは Excel テンプレート を参照してください。